最新のCTで出来ること
CTの進歩と3次元CT
X線CTが開発されて30年以上が経過し、今では全世界に普及し、特別な検査としてではなく、一般的な画像診断装置として用いられています。
CT開発当初は1スキャンに4分ほどの時間がかかっていました。

そこで、当初はいかに早くスキャンをするかの開発でした。回転方向のスピードが上がってくると、今度は体軸方向のスピードアップでした。ここで、CTは大きな進歩を遂げました。
それまでは、撮影される(患者さま)人は動きを止めて(息止め等)一回転させ1スライス撮影し、次の位置に移動(ベッド移動)させ撮影するという方法でした。

- コンベンショナルスキャン
- これを、ビームを連続回転させて、同時に体を一定の速さで移動させながら撮影するという方法が開発され大幅なスピードアップにつながりました。
- 螺旋撮影・ヘリカルスキャン
- 1998年になると、多検出器型CT(MDCT)が開発されました。それまでのCTは一回転につき1枚の画像しか撮影できませんでしたが、MDCTでは一回転で4枚分の画像を撮ることが可能になりました。今では64列・128列・256列と開発が進んで、スキャン時間も全身を10秒以下で撮影できるまでになっています。撮影スピードだけでなく、画像の厚さも当初は1cmほどだったものが現在では0.5mmほどの厚さでも撮影可能になってきました。このように薄いスライスで撮影されたデータをもとにコンピュ−タで計算させ、3次元の画像を作ったり、体の任意の断面の画像を作成することが可能になりました。

64channel Volume CT LightSpeed VCT (GE横河メディカル製)

3次元再校正画像と冠動脈に沿った任意の断面再構成画像
次回からは、実際の撮影画像などを紹介したいと思います。