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動作介助の仕方1 ~介助の目的と基本的な考え方~

今回から、テーマを新たに「動作介助の仕方」として本講座をお送りしたいと思います。その第1回目として、「介助の目的と基本的な考え方」を紹介いたします。

まずは、動作介助の目的を以下に紹介します。

次に、どんなことを念頭において、動作介助を実施したらよいのか、基本的な考え方を紹介します。

では、実際に介助を行う際に注意していただきたい点ですが、介助者の姿勢が不安定になると、対象者側に不安感や負担感を与えたりするばかりではなく、介助者自身の腰や背部など、局部の筋に過剰に負担がかかり腰痛などの原因にもなります。そうならないためにも、介助者の重心の高さや支持面の広さ、床面の摩擦など以下のような点に気をつける必要があります。

以上で今回のリハビリテーション講座を終わります。次回から、具体的な動作を基に紹介したいと思います。今後の内容として、以下のものを予定しています。

<動作介助の仕方>
②臥位 ③寝返り ④起きあがり ⑤座位  ⑥立ち上がり⑦歩行 ⑧移乗 ⑨車椅子

(参考・引用文献)

  • 1)木村哲彦:イラストによる安全な動作介助のてびき.医歯薬出版,2001 ,p2ー29.