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精神機能の障害に対する援助法 その6 ~失語のリハビリテーションと対応法~

前回、「失行のリハビリテーションと対応法」という内容で掲載いたしました。今回は、精神機能の障害に対する援助法の6回目として「失語のリハビリテーションと対応法」をテーマにご紹介していきたいと思います。

まず「失語症」とは、脳出血や脳梗塞などの脳血管障害や、脳の外傷、脳腫瘍などによって、大脳の言語中枢が障害を受け、突然、周囲の人々と言語を通じての意思の疎通が出来なくなる病気です。

以下に、日常生活上で観察される失語の症状とその対応方法を紹介します。



失語に対するリハビリテーションとしては、以下のようなものがあげられます。


以上で今回のリハビリテーション講座を終わります。

次回は、「認知症の方に対するリハビリテーションと対応法」をご紹介したいと思います。

(参考・引用文献)

  • 1)本田哲三:高次脳機能障害のリハビリテーション実践的アプローチ.医学書院,p26−41,2005.
  • 2)きょうの健康.NHKテキスト,p93,2002.4
  • 3)米本恭三:実践リハ処方.医歯薬出版,p55ー60,1996.
  • 4)鹿児島高次脳機能研究会:市民のための高次脳機能障害. 2005.