サイバーナイフⅡとは
ガンマナイフと同じく、病巣に向けて多方向から放射線を集中的に照射し治療を行う定位放射線治療装置の一つです。
ガンマナイフと異なるのは、放射線としてエックス線を使っていることと、照射の制御をロボット(コンピュータ)で行っている為、頭部にフレームを固定する必要がないことです。
固定具にプラスチックサーモシェルというネット状のマスクを使用するため、分割照射(数日間に分けて)が必要な症例でも容易に治療することができます。
サイバーナイフは1994年に米国で誕生しました。ロボット工学技術、コンピュータ技術、画像診断技術の3つの技術が結合した、まさに21世紀の治療機器と言えるでしょう。
CyberKnifeⅡの仕組み


また、サイバーナイフの特徴の一つ、フレームレスでの固定ですが、これは直交したX線で治療中に動きを観察し、動いた分だけをロボットが追尾し位置修正を行うというものです。
このロボットでの追尾システムの精度はおよそ0.5mm以内に保たれています。これにより侵襲的なフレーム固定ではなく簡単なマスク固定で治療が行えます。
装着が容易なので数日間にわたる分割照射も可能となりました。
治療の流れ

他院からのご紹介の患者さまは、原則として紹介状・フイルムをご持参いただきサイバーナイフの治療適応を検討致します。治療適応だと決定しますと、治療のための入院日を決定いたします。
●準備として、治療計画のために造影剤を使用したCT撮影を行います。この時に、治療時に使用するメッシュ状の顔に合わせた固定具を作成し、それを用いて撮影を行います。疾患によってはMRIの検査を行うこともあります。
●治療計画用のCT画像をもとに、治療計画をたて、治療を正確に行うための準備に約1週間ほど要します。治療開始日に改めて来院していただき入院となります。
●治療当日は、サイバーナイフの治療台に仰臥し、CT撮影を行ったときと同様に頭部を固定させていただきます。位置合わせが終わった後照射を開始いたします。治療時間は、おおむね1時間から一時間半です。治療中は操作室にてモニターにて観察しております。治療中リラックスしていただくために、お好みの音楽をかけることも可能です。
サイバーナイフの対象疾患

