糖尿病検査
2002年の厚生労働省の調査により、糖尿病を強く疑われる人が740万人、可能性を否定できない予備軍の人が880万人、合計で1620万人が糖代謝異常に関係していることがわかりました。この結果は、今後糖尿病の診断がより重要性を増すことを示しています。糖尿病の確定診断には血糖検査が不可欠であり、最近の検診システムの普及により糖尿病特有の口渇や多飲、多尿、体重減少などの症状が見られなくても75g経口武道糖負荷試験(OGTT)を含めた血糖検査のみで糖尿病と診断される場合が実際には多いようです。
- 血糖
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血糖上限値は以下のように示されます。
・空腹時血糖110mg/dl
・食後1時間まで155mg/dl
・食後1~2時間まで140mg/dl - ヘモグロビンA1c
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過去1~2ヶ月の平均的な血糖値を反映しており、血糖コントロールの指標として糖尿病診療に必須の検査である。測定法の標準化が行われた結果、現在の現在の基準値は4.3~5.8%である。
- 75gOGTT(経口糖負荷試験)
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OGTTはグルコースを負荷して糖処理能力を調べるものであり軽い糖代謝異常を評価する最も鋭敏な検査法である。
糖質150g以上を含む食事を3日以上摂取した後、早朝空腹時にグルコース75gを、250~350mlの溶液として経口負荷する。前日から実施までの空腹時間は10~14時間とし検査終了までは水以外の摂取を禁止する。測定は負荷前と負荷2時間の血糖値を測定するが、それ以外に30分、60分の測定も行うことで糖尿病診断をより確実にする。
糖尿病型の判定
1~3のいずれかに該当する場合糖尿病型と判定する。
- 随時血糖値200mg/dl以上
- 随時血糖値200mg/dl以上
- 75gOGTTで2時間値200mg/dl以上
別の日に検査して1~3のいずれかで再度、糖尿病型が確認された場合、糖尿病と診断される。(例外規定あり) (参考文献:臨床検査ガイド)
藤元早鈴病院検査室では血糖はアークレイGA−1170(右写真)、A1cはHA−8160(左写真)を使用しています。

(左)HA−8160 (右)アークレイGA−1170