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放射線とは<1>

放射線(ほうしゃせん)とは、高いエネルギーを持った電磁波や粒子線(ビーム)の総称のことです。よく皆様が耳にするX線やγ線はこれらの仲間になります。X線の発見者のレントゲン博士に敬意をはらって「レントゲン線」と呼んでいた名残で、日本ではX線そのものやX線を利用した検査のことを「レントゲン」と呼ぶ習慣があります。放射線業界では世界の流れからなるべくX線と言うようにしてる・・・みたいですが、医療業界には浸透していないのも現状です。

放射線は、以下のように分類されます。

粒子線(高速粒子線)
  • アルファ線(α線)
  • ベータ線(β線)
  • 陽子線
  • 重荷電粒子線
  • 電子線(原子核崩壊によらず加速器で電子を加速するものを指す)
  • 中性子線
  • 宇宙線
電磁放射線
  • ガンマ線(γ線)
  • エックス線(X線)

このX線などの持つ特性を利用して医療に用いられています。
その特性とは、

  1. 直進性(真っ直ぐに突き進む)
  2. 透過作用(物質を通り抜ける)
  3. 蛍光作用(光を発する)
  4. 電離作用(細胞の増殖を抑え、かつ壊死させる作用)

などが挙げられます。

体の中の観察したい部位にX線を照射して、X線が体内をぬけ、カセッテと呼ばれるフィルムの入ったケースの中で発光することにより、フィルムに体の内部の状況を映し出すというしくみになっております。また、このフィルムの代わりに検出器というものを用いて、このX線の量をある種の信号に変換しコンピュータで処理することに断層像(輪切り)を得ることも可能です。これが良く耳にするX線CT検査のことです。また、電離作用を利用してがん細胞の増殖を抑えたり、壊死させる放射線治療にも利用されます。このX線を利用することで医療は数々恩恵を受けることができました。

当院でも様々な装置を導入して、医療に貢献しております。

また、放射能(ほうしゃのう)とは、放射線を出す能力のことす。

放射能はあくまである放射性物質が放射線を出す能力を指す言葉であり、具体的な物質を指す言葉ではありません。たとえると、蛍光灯を放射性物質(または放射線発生器)、蛍光灯から出る光を放射線としたとき、放射能に当るのは蛍光灯の明るさのことを示します。

放射線治療を行う時は、病気の種類や部位によりこの放射線の種類や線量を選択して最適な線量を決定します。

このシリーズでは様々なX線検査の特徴や検査方法、放射線治療を紹介してまいります。