参加支援について
病気になり、障害を持って在宅へ帰った方々は、身の回りのことを行うだけで精一杯で、毎日不安ばかりだと思います。
そして、徐々に身の回りのことができ、生活が定着してくると、余暇活動や趣味など少しずつ回りのことを目が向いてきます。
そこで今回は、余暇活動のポイント(片麻痺編)をご紹介しようと思います。
入院中の方々に、退院後にやりたいこと を聞いてみると…
- 散歩
- 庭いじり
- 野菜つくり
- グランドゴルフ
- つり
など、いろいろな事が出てきます。
しかし、実際行うとなると、こんな体でできるのか?怪我をしないだろうか?と勇気が出なかったり、周りの目が気になり、なかなか実行に移せないこともあります。
それぞれのポイントや注意する所を1つずつ見て行きましょう。
◇散歩
・あらかじめ散歩するコースを決め、地図を書きましょう。
⇒ 段差や溝、信号がある場所、おおよその所要時間など、できるだけ詳しく把握して決めていきましょう。
・はじめは近距離・直線・地面が平らなところから歩きましょう。
⇒ 徐々に距離を伸ばし、①健側回り→②患側回り→③慣れてきたらでこぼこ道や、段差のある道へも行ってみましょう。
・人が通るところや信号を渡ってみましょう。
・1人で行うのが心配なら、はじめは家族の方などに付き添ってもらいましょう。
・休憩できるような椅子を準備しましょう。
◇庭いじり
・はじめに何をするか計画を立て、シミュレーションしましょう。
・まずは屋内の植物の水やりなどから始めましょう。
・次は庭に出て、行ってみましょう。
⇒ 平らなところから、でこぼこなところへ。
・安全のため、疲労を軽減させるために、椅子に腰かけて行いましょう。
⇒ 実際には、コンテナに座ってされる方が多いようです。