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家庭で出来るリハビリテーションⅠ(嚥下体操)

~はじめに~

今回は、家庭で出来るリハビリテーションについて紹介したいと思います。
嚥下体操自体は沢山ありますので、今回は最も普及していて、簡単に出来る嚥下体操について紹介します。

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☆嚥下体操

目的
嚥下体操はリラクゼーションの効果があり、食べる前の嚥下(飲み込み)準備につながります。また、食事開始直後のむせを軽減させます。この体操は摂食・嚥下障害の方全員が対象となります。
準備
あらかじめリラックス出来る姿勢を整えます。
方法
① 首の体操を前後・左右・回旋それぞれ10回程度行います。

② 肩の体操を10回程度行います。

③ 体の体操を10回程度行います。

④ 口の体操を開閉・突出・引きそれぞれ10回程度行います。

⑤ 頬の体操を膨らまし・へこましそれぞれ10回程度行います。

⑥ 舌の体操を出入れ・左右・上下・回旋それぞれ10回程度行います。

嚥下体操のポイント
  1. 体がきつい時は運動回数を減らして疲れない程度に行いましょう。
  2. 呼吸、発話、嚥下に関わる器官を動かしていきます。
  3. 嚥下体操を行うことで食べやすくなる事をイメージしましょう。

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~おわりに~

今回は嚥下体操について紹介をしました。
次回は口腔ケア、アイスマッサージについて紹介します。

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(参考文献)

  • 脳卒中の摂食・嚥下障害 第2版 藤島 一郎
  • 嚥下障害ポケットマニュアル 聖隷三方原病院嚥下チーム