トップページ  > 先端医療講座 > 小児リハビリテーションについて ~小児の姿勢ケア① 抱っこの仕方の工夫~

小児の姿勢ケア① 抱っこの仕方の工夫

今月から全6回、小児リハビリテーションを中心に掲載します。
今回は、日常生活で経験する活動の一つ、抱っこの仕方の工夫について紹介します。

~はじめに~

様々な疾患により、姿勢を調整する能力の発達が阻害されている子供は、日常生活の関わり方を工夫する必要があります。
そうすることで、子供は自分の姿勢を調整する機会を得たり、周囲のものへ働きかける機会を得やすくなります。

※今回掲載している内容は、抱っこの工夫のおおまかな指針です。
詳細については、一人一人子供の障害の程度やタイプ、子供の身長や体重、また抱く人の体格などによって異なってきます。

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抱っこの仕方の工夫

Ⅰ 全身の反り返りや・手足の突っ張りが強い子供の抱っこ

悪い例<縦抱き>

良い例<縦抱き>
悪い例<横抱き>

良い例<横抱き>

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Ⅱ 体が柔らかい子供の抱っこ

悪い例

良い例

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以上で今回のリハビリテーション講座は終わりです。
次回は、小児の姿勢ケア「自宅でできるポジショニングの工夫」です。

(参考資料)

  • 脳性麻痺児の家庭療育 第3版 第19章 抱っこ p234-242
  • 療育マニュアル 落合靖男 p105-109