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転倒予防シリーズ⑧ 転倒予防に対する改善法~その2:転倒予防体操(上肢・体幹編)~
※体操を行うにあたっての注意事項※
- 1.この様な症状があるときは運動をしないようにしましょう。
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- 熱があるとき
- 風邪をひいているとき
- 脈拍が乱れているとき
- 1分間に脈が50拍以下のとき
- 頭痛がするとき
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- 下痢や腹痛があるとき
- 1分間に脈が100拍以上のとき
- 血圧がいつもより高いとき
- 安静にしていても痛みがあるとき
※心拍数の測り方
人差し指、中指、薬指の指先をそろえて、反対側の手首の前外側にあて、動脈の拍動をふれて測定します。
リズムが規則的であれば、15秒間測り、4倍してください。
脈拍セルフチェック
◎1分間に脈が50拍以下のとき
◎1分間に脈が100拍以上のとき
◎呼吸の乱れ
- 2.運動の途中で、次のような症状を感じたら運動を中止しましょう。
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- 胸が苦しい、痛い
- めまいがする
- 頭がボーッとなる
- 急に脈が速くなる
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- 動悸がする
- 顔面が蒼白になる、冷や汗がでる、吐き気がする
- 普通でないような息切れがする
- 腰や膝に耐えられないような痛みがある
※このような症状が見られたときには、すぐに運動を中止して下さい。
その3:腹筋
効果:姿勢保持・コントロールをしやすくするため、腹圧を高める練習。
体幹をしっかりさせて、立位での動作を安定させる。
※ポイント
椅子に浅く座り、背中を丸くしないようにして少し顔を上げるようにします。
5秒間維持している間、呼吸(息)は止めないようにします。
また、より浅く腰掛けることで強い負荷で運動ができます。
その4 体幹の保持(タオルの振り上げ・振り下ろし)
効果:腕を大きく上下に動かしても体幹がふらつかないように背・腹部の筋肉を同時または交互に働かせる。
※ポイント
椅子に浅く座り、背もたれによりかからずに良い姿勢を保つ。
腕はできるだけ伸ばして大きく振ることを意識する。