トップページ  > 先端医療講座 > 血沈(ESR)検査について

血沈(ESR)検査について

血沈検査とは、非常に簡単な検査法で血液を抗凝固剤の入っている試験管にいれて混合し、垂直に立て静置します。

 

やがて赤血球が下へ沈み、上澄みのような血漿が上に残ります。
測定法は開始1時間後にその赤血球が何ミリ沈んだかを測ります。

当院ではこの血沈装置にて30分、1時間、2時間値を自動的に測定しております。

血沈で何がわかるのか?

主に炎症をともなう病気の有無や程度がわかります。

異常な場合に疑われる病気
高値の場合
  • 感染症…肺炎・結核・気管支炎・梅毒・腎盂腎炎など
  • 心臓病…心筋梗塞・心内膜炎・心筋炎など
  • 消化器病…肝炎・胆のう炎・膵炎・潰瘍性大腸炎など
  • 免疫の異常…全身性エリテマトーデス・慢性間節リウマチ
  • 血液病…多発性骨髄腫・白血病・悪性貧血など
  • がん…ほとんどの進行中のがん
低値の場合
  • 多血症・藩種性血管内凝固症候群(DIC)・低フィブリン血症など
ただし、非特異的な検査のためその異常が特定の疾患と結びつくものではありません。 検査法が簡単で早期に異常を発見するため、あらかじめ異常をチェックしておくためのスクリーニングや各種疾患の経過観察の指標として用いられます。

ページのトップに戻る

基準値とその範囲

  • 男性・・・1~10ミリ(1時間後)
  • 女性・・・2~15ミリ(1時間後)

変動範囲は個人差もあるので20ミリ以内であればあまり問題にはならず、異常とみなされるのは男女とも20ミリ以上です。
血沈はいろいろな病気で異常値を示す為、この検査だけでは診断を下すことはできません。
患者様の状態や他の検査との総合的な結果を踏まえて診断が下されます。

ページのトップに戻る