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骨密度測定

人間の体は約200本の骨から成り立っていて、骨は主に5つの働きをしています。

  1. 身体を支える働き
  2. 筋肉を動かす働き
  3. 脳や内臓を保護する働き
  4. カルシウムを貯蔵する働き
  5. 血液をつくる働き

骨はカルシウムのみで作られていると思われがちですが、実はコラーゲンというたんぱく質の一種などの有機成分(3割)とカルシウム、リン、マグネシウムといった無機成分(ミネラル:7割)からできています。

骨は髪の毛、皮膚などと同じく新陳代謝を繰り返し(骨形成←→骨吸収)、古いものから少しずつ壊され、弾力があり密度の高いしっかりした新しい骨に生まれ変わっています。ただし、そのためには骨の材料であるカルシウムなどが必要です。

骨の量は、30歳くらいまでは増加しますが、40歳代になると加齢に従い、骨を作る量よりも壊される量のほうが多くなるために、バランスがくずれて骨がもろくなっていきます。また女性の場合、閉経後は骨の形成を促進する女性ホルモンの減少によってさらに骨がもろくなってしまいます。

骨は、表面にある硬い皮質骨や、内部にある細かな編み目状の海綿骨、さらにその中にある骨髄などから成り立っています。

骨粗鬆症は「全身性に骨の量の減少と、骨の微細な構造の変化が起こり、骨の強度が低下し、骨折しやすい状態」と定義されています。骨密度測定とは、一定の体積あたりの骨量(骨のミネラル成分の量)を測定する検査です。

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測定法としては

MD(Microdensitometry)法
SXA:Single Energy X-ray Absorptiometry(単一X線吸収法)
DXA法:Dual Energy X-ray Absorptiometry(二重エネルギーX線吸収法)
(当院ではこの方法で測定を行っています)
定量的超音波法:Quantitative ultrasound (QUS)法
pQCT法: (peripheral quantitative computed tomograghy末梢型定量的コンピューター断層法)

などがあります。
現在病院などで主に使用されているのはDXA法です。検査結果は1枚の紙で出てきます。

下図が検査結果です。

右側のグラフを拡大すると

縦軸がBMD(bone mineral density: 骨塩量)、横軸がAge(年齢)です。青い部分が年齢別の95%の健常者の含まれる部分です。
グラフ下のBMDが骨密度、Young Adult2が若年成人平均値(YAM)、Age Matched3とあるのが、同年齢の平均に対しての値です。

診断基準

Ⅰ.X線写真上、脊椎骨折を認める場合
骨量減少(骨萎縮度Ⅰ度以上)、あるいは、腰椎骨塩量値が若年成人平均値(YAM)の80%以下で非外傷性椎体骨折のある症例は、骨粗しょう症とする。

Ⅱ.X線写真上、脊椎骨折を認めない場合
骨塩量値
正 常 YAMの80%以下
骨量減少 YAMの80~70%
骨粗しょう症 YAMの70%未満

となっています。

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骨粗鬆症を予防するために骨密度診断を積極的に受けよう

骨粗鬆症は発症に先がける兆候が自覚できません。
積極的に健診を受け、自分の骨がどのような状態にあるのかを知ることは、予防医学的にもっともよい方法です。
また、自分の生活習慣を見直すきっかけにもなるでしょう。
女性の場合は、閉経期前後から数年ごとに定期的に検査を受け、変化の推移を把握していくとよいでしょう。

病気などで卵巣を切除した人や、母乳を1年半以上与え続けた人、極端なダイエットなどのむりな生活を強いた影響で無月経の期間があった人などは、骨粗鬆症になる危険が高いので、早めに検査を受けるようにしましょう。

歳をとると、骨量が下降線をたどるのは、男性も同じです。男性の場合も、早めの受診を心がけるようにしましょう。

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