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超音波診断装置(エコー)
- 腹部超音波検査
主に、肝臓、膵臓、胆のう、腎臓、脾臓、膀胱、前立腺(男性)、子宮、卵巣(女性)の観察を行います。例えば小さな癌は自覚症状がでることが少なく、この検査で偶然発見されることも少なくありません。被ばくなどの体への悪影響もなく、全く痛みのない検査です。
- 心臓超音波検査
心臓超音波検査は、超音波で体の表面から心臓の形や大きさ・動きを見る検査です。さらに血液の流れに異常がないかを調べます。心筋梗塞、心不全、心臓弁膜症、心筋症、先天性心臓病などの診断に役に立ちます。
どんな検査?
超音波診断装置(エコー)は、超音波を身体に当て、それが臓器や組織にぶつかってはね返ってくる信号を受信し、臓器などの様子を映像化します。
超音波は、腫瘍や炎症の有無など臓器、組織の状態によって反射して戻ってくる信号が変化します。
その信号の違いをコンピュータで解析し、画像に表すものです。
このような超音波を使った技術は、船や潜水艦などのソナーとしても用いられています。
海の中で超音波を流し、反射してくる信号を読み取って、魚の群れや海底の岩などの存在を探るのです。
医療の分野では、超音波診断装置は腫瘍や炎症、結石の有無、その大きさ、がんならば組織の奥深くにどの程度くい込んでいるかまでを、身体の断層像としてモニタ上に映し出します。
超音波診断装置の大きな特徴として、リアルタイムに動いている内臓や組織を見ることができる点があります。
それに加えて装置そのものも小型で、大掛かりな検査準備も必要がないほか、放射線を使わないため身体への負担が少ないこともメリットのひとつです。
そのため、診療所から病院まで、日常診療の中で聴診器代わりに用いられ、「21世紀の聴診器」とまでいわれています。
超音波診断装置は、現代の医療では欠かせない検査機器になっています。
- 超音波診断装置の仕組み
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超音波は、人間の耳に聞こえない周波数の高い音波(通常20kHz以上)です。
液体や固体にぶつかると一部がはね返ってくるという性質があり、どのような物にぶつかったかによって、その信号は異なります。
医療では、通常3.5MHzの超音波を用いています。
超音波検査では、身体にプローブ(接触子)といった装置をぴったりと密着させ、超音波を体内に向けて発信し、その反射信号を検出器で読み取り、コンピュータで処理して、モニタ上に平面の断層像として表します。
造影剤を使うことで、血管の状態や血流量などを知ることができ、腫瘍の診断や治療効果の判定までできるようになりました。
超音波診断装置でわかる病気
- 全身の検査が可能なため多くの病気の診断に用いられる
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身体のどこの部位に対しても検査ができるので、非常に多くの病気の診断に使用されています。
調べたい場所によって、超音波の周波数を変えたり、より詳しい情報を得たいときは造影剤を使うこともあります。超音波診断装置では、臓器や組織の状態、腫瘍、結石、炎症の有無から、その範囲などまでキャッチすることができます。
また、実際に内臓が動いている様子がそのまま見られるので、例えば心臓の弁が正常に動いているかどうかも評価できます。
妊娠中の胎児の観察などには超音波検査が欠かせません。ただし、超音波診断装置にも苦手なものがあります。
空気や骨などは超音波を通し難いため、空気の多い肺、腸などの臓器や骨などが撮影の妨げになることもあります。
そうした影響を避けるため、身体の向きを変えるなどして、様々な角度から検査を実施しています。 - 超音波診断装置でキャッチできる病気
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- 頭~首
- 新生児の脳の検査 : 脳腫瘍などの疾患
眼・眼窩の疾患 : 眼球突出 など
耳下腺 : 腫瘍 など
甲状腺の疾患※ : 甲状腺腫・リンパ節腫大・甲状腺炎 など - 胸部
- 乳腺 : 乳腺症・乳がん・のう胞
肺 : 胸水の有無
心臓・大血管 : 心室中隔欠損・心内膜症欠損・左房肥大・左室拡張障害・肥大型心筋症 など - 腹部
- 肝臓※ : うっ血肝・慢性肝障害・転移性腫瘍・血管腫・肝がん・肝腫瘤性疾患・閉塞性黄疸 など
胆のう・胆管※ : 胆のう結石・肝内胆管結石・総胆管結石 など
すい臓※ : 膵頭部がん・膵のう胞 など
脾臓 : 脾腫 など
胃腸 : 胃がん・直腸がん など
腹部大血管 : 腹部大動脈瘤 など - 泌尿器
- 腎臓※ : 腎結石・腎のう胞・腎がん・腎腫瘍 など
副腎 : 褐色細胞腫 など
膀胱 : 膀胱がん など
前立腺※ : 前立腺肥大症・前立腺がん など - 婦人科
- 女性性器疾患※ : 妊娠子宮・前置胎盤・卵巣腫瘍・双角子宮 など
- その他
- 手足の血管・軟部主要など
リンパ節肥大 など
(※は、特に超音波検査が欠かせない病気です)